今回の歌詞解釈は、backnumberさんの【ベルベットの詩】を書きたいと思います💁♂️
この曲は、私の大好きな小説『アキラとあきら』の映画主題歌で、とても思い入れのある曲です😁
理想と現実
『心が擦り切れて ギシギシと軋む音が 聞こえないように 大きな声で歌おう』
ストレス社会と呼ばれるご時世。多くの人が、辛いことや悲しいこと、上手くいかないことに追われ、心をすり減らしながらも必死に耐えながら毎日を過ごしています。
けれども、「そんな現実に負けずに、前を向いて進んでいこう!」と強い気持ちが込められた歌詞から始まっており、すごく印象的なフレーズですね👀
まっすぐ語りかけるような印象!
『理不尽が多すぎて いつの間にかそれに慣れて 僕は自由だと もう忘れてしまいそう』
生きていく中で、理不尽だと思うことってよくありますよね。
例えば、学校のような集団生活の場では、周りの人たちと足並みを揃えて、我慢しないといけないことも。ましてや、会社となれば、違うと思っても、上司の指示に従ったり、誰かのミスで怒られたりすることもあります🤦
ほんの一例ですが、「そんなこと当たり前だ」と思った方も多いと思います。
そんな社会に、
「人間はみんな1人1人が自由なのに、それを忘れてしまっている」
といった嘆きと
「あなたは現状に満足ですか?」
と問いかけるようなフレーズ。心に響きますね
『ああ うるさく つたなく 産声のように遠く響け』
そんな問いかけから、「産声のように響け」って表現が最高すぎます!!
生まれた時に大きな産声を上げたあなたは、周りの目を気にしていなかったと思います。
この頃は「自由」なのに、年齢や経験を重ねる度に空気を読むことを覚えて、できなくなるんですよね😩
『あるがままの姿で 自分のままで生きさせて 決して楽ではないが きっと人生は素晴らしい』
サビにきましたね!
自分が、自分らしく、自分のままに生きることは本当に難しいです。
突き通すことは簡単なことではないし、一朝一夕に変われるものでもありません。
だけど、
生まれた瞬間に大きな声を上げて泣いたように、思いを口にできたら、きっと人生は素晴らしいものになるよ!
と。確かにそうだけど、簡単にはできない歯痒さですね…
『青くさい なんて青くさい 綺麗事だって言われても いいんだ 夢見る空は いつだって青一色でいい』
自分を優先することは、周りから大きな反感を買います。
理想や綺麗事を語ろうとすると、心ない言葉をぶつけてくる人がいます。
正しいことを言っても笑う人もいます。
「それでも、自分の理想に誰かの意見を入れる必要なんてない。なりたい自分をそのまま描こう。」
というメッセージですかね🤔_間接的な歌詞ではありますが、とても響きますね🥰下を向いていた人がゆっくりと前を向くような情景が思い浮かびます👍
自分だけじゃない
『恐れない 人はいない 追いかけて来る震えを 振り解くように 誰もが走っている』
不安が無い人はいません。
みんな何かしら抱えていて、その不安を振り解くために、逃げたり、努力したり、変わろうとします。辛い経験をしている時は、「どうして自分だけ。」と思ってしまいますよね。
でも、違うんです。みんな不安なんです!
『人がさ 繊細で でもとても残酷だって事 僕もそうだと 実はもう知っている ああ 嫌だ 悲しいね 痛みを抱き締めて進め 』
人間は傷付きやすい生き物で、とても繊細です。しかし、そんな心無い言葉を突き刺しているのも人間であるということ。
人間を傷付けるのも、理不尽に耐えなければいけない環境を作っているのも、人間であることを「残酷」と歌っています。
「僕もそう」というフレーズでは、
「全員が『繊細』であり『残酷』な立場になりうる。」
ということを伝えたかったのでしょう。深すぎますね…😏
悲しい事実を自分ごととして捉えて、前を向いて進むんだぞと背中を押してくれるような心強い歌詞😌
『あるがままの姿で 自分のままで生きさせて 正直者は馬鹿をみるが きっと人生は素晴らしい』
周囲に影響されず、自分らしさを持って生きたいと願う中で、正しさにまっすぐに生きる人生は必ず報われる訳ではありません。
しかし、ズル賢いことをせず、正直に生きることは、きっと素晴らしく、輝いてる
という強いメッセージを感じますね☺️
『下らない なんて下らない 無駄な事だって言われても いいんだ 下を見ないで ひたすら登って行けたらいい』
序盤にあった「理不尽に慣れて、当たり前だと考える人」は、無駄だと決めつけて、下らないと批判します。
また、この歌詞については「下」という解釈がポイントなのかなぁと思っています!
1つ目は、自分が堕落する先を。
2つ目は、先ほど書いた、理想を批判するような人達を指しているのではないでしょうか🤔?
気にせずに、ひたすら自分の道を進んで欲しいと背中を押してくれる歌詞ですね🙆♀️
『あるがままの姿で 自分のままで生きさせて 努力は実りづらいが きっと人生は素晴らしい』
努力は本当に報われるのか、いつ実るのか誰にも分かりません。
『泥くさい なんて泥くさい だからこそ綺麗な綺麗な虹を 見つける権利がある』
努力に対して、「どうせ」と諦めてしまう人が多くいます。
なんなら、私もその1人です。
「周りからすれば、不恰好で泥臭いと思われることでも、やらなければ報われることはない。不安の中でも、信じて努力する人だけが夢や目標を叶えられるチャンスが与えられる。」
素敵すぎます😌
『音がさ 外れても たとえ口塞がれても 僕は僕だと 自分の声で歌おう』
私が一番好きな歌詞部分です。
作詞した清水さんがボーカルということもあり、自分に照らし合わせた歌詞になっています。
私は、「音が外れる=周りと違う選択をする」「口が塞がれる=言いたいことが言えないこと」
だと解釈しており、皆さんの人生にも当てはまるのではないでしょうか?
それでも、自分らしさを持つ大切さを伝えてくれています🙋♂️
『代わりはいないと 自分の声で歌おう』
私は私だけ。あなたはあなただけ。簡単ではないが、自分らしく、綺麗な虹をみつけよう🌈
【ベルベットの詩】は物語というより、語りかけの曲なので、少し感想文みたいになってしまいました🤣
グサグサと刺さる方多いのでは🤣??
前回の歌詞解釈【ドライフラワー】はこちら🎵
歌詞解釈♪ドライフラワー
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